飯塚農園の仕事へのこだわり、取り組み
1 農産物と土壌のために、適宜行っている土壌診断に基づく適量のミネラル充填
2 農薬の施用を抑えるために、病害虫に負けない農産物の体作りと研究
3 消費者と土壌の健康の幸せのために、化学肥料や農薬を極力抑え、適切な有機的肥料の使用を遵守する
4 土壌と作物にあった使用堆肥の選定をする。発酵の仕組みを理解するため時にスタッフで堆肥作成もしていく
5 県内外で営業される各種飲食店に出荷し、使用した農産物に対する忌憚ない御意見をいただくことにより、よりお客様の求める農産物に近づける工夫につなげる
6 品質と味の根拠獲得の為、各国料理におけるプロの料理人から使用してもらい評価していただく
7 農業の取り組みを通じ、誰の何のためのどんな幸せに繋がるかをスタッフ一同で考えながら仕事をし、関係スタッフが一同足並みをそろえることにより、より必要とされる農産物生産へとつなげることを心がける
8 仕事へのメリハリを大事にし、意識的に休息をしっかりとることによりスタッフの福利厚生面だけでなく、より質の高い仕事につなげる。
9 できる形でロスフード対策や企画に協力する。

飯塚農園の理念と想い
農穣幸育(農業の穣(みのり)により幸せを育む)
・何のために農業を営んでいるか
1 誰の→飯塚農園に農に関わるもの2 何のために→続け紡ぎ繋いでいくため。我々第一次産業者はより命に近い「日々を生きる糧」を得るために古くから在る歴史の深く誇り高い職業であり、先人たちの様々な思 いや過去を乗せた農を農地という不動産として受け継いできた。しかし様々な理由によ り近年の飽食傾向に偏った時代では既存の伝統を重んじる世襲型農業は場合によって は受け入れられる枠が少なくなってきている。しかし先祖から受け継ぎそこから糧を得 ていた我々が伝統深い農の火を簡単に絶やすわけにはいかない。そこで理念に沿った農 業経営を歩むため、時代世代によって移り変わる様々なニーズにそった柔軟な農産物の 生産で多くの価値を拾い、昔ながらの清貧農業ではなく、需要と理解のあふれた心も生 活も豊かでゆとりある幸せな未来を農業で切り開くために、日々研鑽している。
3 なんで→日々の生活の糧を得ている農業という場を残してくれた先人たちの軌跡と感 謝を次世代へ紡ぎ、またそれを恩送りとしていくため。それには次世代へと繋いでいか なければならないが、若手にやりたいと思っていただくことが必要不可欠。さらにお客 さんや業者や家族などの皆さんから協働していただくことにより繋ぐが縄のように「紡 ぐ」となりより強い職業となっていく。

私たちが次の世代に残したいことは何か
農に込められたおもいと足跡。手法は時代の中でうつろい変化していっても、その背景を知 りそして体験し、仕事の中で紡がれていくその物語は波及し、子孫たちのより大きな幸せにつながっていくと信じている。